3月に雪が降ったかと思えば、その後一気に気温が上がり、ゴールデンウィーク並みの暖かさに。
このように、1か月の間で気温差が激しくなると、体調を崩す人も増えてきます。
では、気温が急激に上昇したとき、体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
気温差が激しいと、体内では何が起こる?
気温が変化すると、私たちの体は自動的に体温調整を行います。
・暑いとき → 汗をかいて熱を逃がす
・寒いとき → ふるえを起こして熱を作り出す
これは、自律神経が働いて体温を一定に保とうとしているためです。
しかし
1日の中での気温差、前日との気温差が大きければ大きいほど、体温調整に多くのエネルギーを使います。
その結果、自律神経の他の役割である、疲労回復や免疫力の維持に使うエネルギーが減少し
- 疲労が回復できず、疲れが抜けにくい
- 免疫力が低下し、体調を崩しやすくなる
といった影響が出てしまうのです。
また、気温の変化に対応する過程で 内臓にも大きな負担がかかります。
体温調整が頻繁に行われると、体内に老廃物がたまりやすくなり、体のだるさやむくみの原因になります。
この時、特に働いてくれているのが腎臓です。
腎臓は、老廃物をろ過し、尿として排出する役割を担っています。
しかし、急激な気温変化が続くと、腎臓の負担が増え、疲労してしまいます。
腎臓が疲れると現れる症状…
腎臓の疲労すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 慢性的な腰痛の悪化
- 股関節の痛みの増悪
- 体のだるさ
- むくみ
- 寝汗
- 冷え性
これらの症状が出ていたら、腎臓が疲れている可能性があります。
腎臓の疲れを取るには?
疲れた腎臓は無理に働き続けている状態です。
その状態が長く続くと、腎臓が炎症を起こし、熱を持ってしまいます。
疲労と炎症により上記のような症状が出やすくなるため腎臓の炎症をとり、ろ過機能をスムーズに行かせるためには 冷やす ことが有効です。
★腎臓の冷やし方★
- 冷やす位置 → 肩甲骨の下あたり
- やり方 → 衣類の上から30秒~1分間冷やす
- 頻度 → 1時間に1回程度
これを繰り返すことで、腎臓の炎症が和らぎ、症状の改善が期待できます。
まとめ
特に 季節の変わり目や寒暖差が激しい時期 は、腎臓が疲労しやすくなります。
腎臓の疲労により様々な症状が出てしまいます。
症状が出ていなくても、 日頃から腎臓をいたわる習慣をつけること が大切です。
ぜひ試してみてくださいね!